
「バーチャルドールとエッチなレッスン」のプロローグ
「バーチャルドールとエッチなレッスン」のプロローグです。
【18禁パート】バーチャルドールとエッチなレッスン
ミコトからレッスンの依頼
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■ プロジェクトルーム ■
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システィ マスター、ミコトから『マスターに行っていただきたいレッスンの依頼』が届いていますので、今からご説明しますね。 私とミコトが長年、人間について研究・分析をした結果、『お色気・性的欲求』という要素が、人間にもっとも魅力をアピールする事ができ、また心を掴むためにも、とても重要である事がわかりました。 つきましては、マスターにはバーチャルドールたちに、『それらに関するレッスン』を行っていただく事になります。 現在ミコトはグロウバグ退治に出かけていて不在のため、ミコトの伝言を『ホログラム映像』を再生してお伝えしますね。 |
【再生開始】 |
天宮ミコト マスターよ! 真面目なお主なら、さぞ驚いておるじゃろう。 はっはっはー! 実は、この事はマスターと出会うかなり前から計画しておった事なのじゃよ♪ そろそろ、例のレッスンを開始するぞと伝えたら、みんなやる気に満ち溢れておったぞ。 マスターがちゃんとみんなに信頼されておるようで、わらわも安心して計画を進められると言うものじゃ♪ では、マスター! 難しく考えず、役得と思って楽しむが良いぞ! |
【再生終了】 |
システィ どのバーチャルドールにどのようなレッスンを行うかの詳細は、レッスンの前に『レッスンの依頼書』として、マスターと対象のバーチャルドールに届けられる事になっています。 バーチャルドールたちには、マスターが困らないように『予習と復習』をちゃんとしておくように伝えておりますので、マスターは「練習相手になってあげる」くらいの気楽な気持ちで充分ですよ。 それではマスター、バーチャルドールたちの事をどうぞよろしくお願いしますね♪ |
気持ちの整理
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■ レッスンルーム ■
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私は改めて、事前に届いた『ミコトさんからの依頼書』を見直している。 本当にこれをやっても良いものなのかと、何度見ても頭を抱えたくなる。 『キス、愛撫、手コキ、パイズリ、フェラ、素股、セックス……』 バーチャルドールたちとやってもらいたいという依頼書には、こんな卑猥な単語がたくさん羅列されていた。 ミコトさんとシスティさんいわく、バーチャルドールたちにとってこれは必要な事で、このレッスンをする事でさらに成長できるのだとか。 ミコトさんの言っていた「役得」とは、こういう事らしい。 みんな可愛いと思っているので、別に嫌と言うわけではないのだが……。 |
○「データで作られている存在なので人間ではない(ゲームのキャラのようなもの)」 ○ 「制作されてから20年以上(つまり20歳以上)」 ○ 「見た目はただのグラフィックデータ(幼く見えても合法ロリみたいなもの)」 ○ 「これは『成人向け体感ゲーム』のテストプレイをするようなもの(現実ではない)」 |
……などと、自分が納得できそうな理由をたくさん考えながら、今日この日を迎えるまで、なんとか気持ちの整理をつけようといろいろ考えてみた。 それでもなんとなく、気軽にやってはいけないような気がしてしまうのは、『データで作られた彼女たちを、自分と同じ人間として考えるようになってしまっているんだ……』という考えに思いいたって、それが一番納得してしまった。 そろそろ時間だ。 マスターとして、気持ちを切り替えないといけない。 私にできる事は、マスターとしてみんなの期待に応えられるように、誠心誠意、想いを込めてしっかりレッスンをしてあげる事だけだ。 決して、やましい気持ちでやるのではないぞ! ……あぁ、余計な事を思い出してしまった。 そういえば前に言われた事があったのだが、研究・分析のためにレッスン内容は全て記録されているらしい。 そもそも、レッスンルームなどを全て管理しているシスティさんは、常にモニターしているはずだ。 人間ではないとは言え、これはかなりの羞恥プレイだぞ……。 |