【声優講座⑪】アドリブ・即興・エチュード

※ この講座の完全版は、動画の方になります。(解説用の画像も、動画の方にあります)




「アドリブ」と「即興」

「アドリブ」について

アドリブとは、「ストーリーの中」で台本に書かれていない事をして、本筋のストーリーや役を崩さないように、独自性のある演技をする事です。

演劇では、毎回同じだとお客さんに飽きられてしまったり、役者自身もマンネリ化してしまうため、あえてアドリブを入れる箇所を作っておく事もあります。

また、ベテランの役者の場合は、「さらに良い芝居にするため」に計画にない所で、急にアドリブを入れるという話も聞きます。

声優の場合も、「ここのセリフはおまかせします」のように、台本上でアドリブが求められていたり、ガヤ(周囲にいる名前のない群衆の声)でアドリブが必要になったりします。

「即興(エチュード)」について

即興とは、自分1人や複数人で行い、ストーリーや役などを前もって準備せずに、すぐにお芝居をする事です。

複数人でやる場合、少しだけ話し合う事もあれば、全く話し合わないでする事もあります。

話し合う時間が少しある場合でも、短時間では細部を決める事はできませんので、それぞれが即興で思いついた役や演技をしながら、その場でお芝居を成り立たせます。

声優の場合は、ラジオ番組でコーナーとして取り入れられる事もありますので、柔軟な対応ができるように練習をしておくと良いでしょう。

「歌の即興」について

アニメやラジオでも、事前に準備された歌ではなく、「鼻歌」「セリフにメロディーを付けて言う」「今の気持ちを歌にしてみて」など、即興で歌える必要があります。

いろんな曲を覚えておいたり、どんな文章でも、メロディーに乗せて歌にできるようにしておくと良いでしょう。

役によって好きな音楽は違ってきますので、「童謡、ポップス、ロック、演歌、歌謡曲」など、複数のジャンルを歌い分けられると良いかもしれません。

子供のキャラクターが、「お腹が空いた事」を歌にして言う時に、ポップス調やロック調で歌ったりすると、不自然な感じがしてしまいます。

そうならないためにも、童謡のような曲調で歌えるようにしておくと良いでしょう。