【声優講座⑥】鼻濁音・有声音・無声音(無声化)

※ この講座の完全版は、動画の方になります。(解説用の画像も、動画の方にあります)




「鼻濁音」を知ろう

「鼻濁音」について

●「鼻濁音」とは、「が・ぎ・ぐ・げ・ご」の濁音を、聞き取りやすくするための発音方法です。

●ガ行は、そのまま発音すると「濁った音が強くなってしまう」ため、条件によって、「鼻に抜けるように、優しく発音する」ようにして、聞き取りやすくします。
(強く主張しなくなり、言葉の中に溶け込むようになります)

「鼻濁音になる条件」と「鼻濁音にならない条件」

鼻濁音になる場合には、いくつか条件があります。

●鼻濁音にならない条件

○単語の一番最初にくる「が行」
「学校」「外国」「我慢」など。

○擬音・擬態語の「が行」
「ガミガミ」「グングン」など。

●鼻濁音になる条件

○単語の途中や最後に入る「が行」
「願う(ねがう)」「選り好み(えりごのみ)」「鍵(かぎ)」など。

○格助詞や接続助詞の「が行」
「僕が」「~ですが」など。

「鼻濁音」についての雑学

●「NHKのアナウンサーは、厳しくチェックされているため、鼻濁音がしっかりできている」
と言われていますので、よく聞いて参考にしてみてくださいね。
(他の局のTV番組のナレーションの場合は、できている人とできていない人がいます)

●ちなみに、方言の関係で、「関西人は、鼻濁音が苦手」と言われています。

●「ガンダム」は、「ガ」が最初に来るので、鼻濁音ではない「ガ」で発音します。

「ギャグマンガ日和」は、「マンガ」の最後の部分に「ガ」が来るので、鼻濁音の「ガ」で発音します。

「鼻濁音の表記」について

声優養成所の教科書では、「鼻濁音の練習ページ」に、「か゜・き゜・く゜・け゜・こ゜」と言う感じに、「か」に「点々」ではなく、「か」に「丸」で表記されています。

慣れるまでは、鼻濁音になる文字には、「丸」を付けておくとわかりやすくなります。

「鼻濁音の練習」の仕方

「が」の鼻濁音を発音する時は、「が」の前に、軽く「ん」を入れて、「(ん)が」というイメージで発音します。

最初はぎこちなく、「願う(ねんがう)」となってしまうと思いますが、何度も練習する事で、「ん」と「が」が良いバランスで融合して、キレイな鼻濁音ができるようになります。

「無声音(無声化)」を知ろう

「有声音」について

●「有声音」とは、声帯を震わせて発音する音の事です。

「無声音」について

●「無声音」とは、声帯を震わせないで発音する音の事です。
無声音にする事を、「無声化」と言います。

●「無声化」すると、音がクドくならずに、スッキリとキレイな音になります。

●「無声化」する言葉の例。
「聞く」の「キ」。
「少し」の「ス」。
など。

●無声化する言葉かどうか、わからない場合は、試しに「有声音」にして、発音してみるとわかりやすくなります。

「聞く」は「きぃくぅ」。
「少し」は「すぅこぉしぃ」。

実際に発音して比べてみると、無声化した方が言いやすく、聞き取りやすくなります。