【宅録講座①】「録音環境」を手に入れよう

※ この講座の完全版は、動画の方になります。(画像も動画の方に多くあります)




「録音環境」を手に入れよう

「宅録」について

「宅録」とは、「収録スタジオ」を使わずに、部屋の中で音声などの収録をする事です。

音声を収録する度に、収録スタジオを予約しなくても良いので、お手軽に収録ができ、毎回のスタジオ使用料もかからなくて済みます。

ただし、収録するための環境作りや、収録し終わった後の音声の編集など、準備や知識が必要になります。

環境作りをして、編集の仕方も覚えてしまうと、毎回、簡単に収録ができるようになりますので、「宅録ができるようになりたい」という人は、この動画を参考にしてくださいね。

「宅録」をするために必要なもの

ご紹介する方法について

宅録用の機材や方法はいろいろありますが、「初心者向け」として、「音質・値段・お手軽さが、ちょうど良い方法」をご紹介します。

「パソコン」について

●「パソコン」の必要性

録音したデータを保存したり、音声の編集をするために、「パソコン」が必要になります。

「デスクトップパソコン」でも「ノートパソコン」でも、どちらでも可能ですが、「デスクトップパソコン」をオススメします。

●「デスクトップパソコン」のメリット

〇モニターやキーボードとパソコン本体が別れているので、パソコン本体を机の下に置く事ができます。

マイクとパソコン本体を、机の上に一緒に置いてしまうと、机を伝わって振動音が入ってしまう事があります。

〇パワー不足・データ容量不足などの場合、簡単に増設する事ができます。

〇夏になるとパソコンが高温になりやすく、冷やすために、内蔵ファンがブンブン音を鳴らして高速で回るため、マイクに雑音が入りやすくなります。

「静音ファン」や「水冷キット」など、音があまり出ないパーツと交換する事で、「静かなパソコン」に改造する事ができます。

〇収録と操作に必要な「マイク・モニター・マウス・キーボード」
だけを近くに置いて、パソコン本体は、部屋の隅など遠くに置く事で、内蔵ファンや振動から起きる雑音をなくす事ができます。

部屋の環境によっては、「パソコン本体を廊下に出してしまう」という事も可能です。

「音楽編集ソフト」について

●「音楽編集ソフト」の必要性

ボイスレコーダーの場合は、機械自体に「録音機能」と「録音ボタン」がありますが、パソコンで収録する場合は、「音楽編集ソフト」の「録音ボタン」を押して録音します。

また、収録した音声の雑音を軽減したり、キレイに聞こえるように加工したりと、編集するためにも使います。

●「音楽編集ソフトの選び方」について

音楽編集ソフトには、「無料版のソフト」と「有料版のソフト」があります。

初心者の場合は、無料版のソフトをいろいろ試して、自分が使いやすいと思ったものを使ってみる事をオススメします。

いきなり有料版のソフトを購入した場合、「お金を出して買ってしまったから、何がなんでも、このソフトを覚えなければならない」という状態になってしまいます。

また、有料版は「音声の収録」の用途以外にも、様々な機能が付いていたりする分、初心者には難しすぎる事もあります。

無料版は、「機能があまりない代わりに、すごくシンプルで使いやすいソフト」や「高機能なものが必要な人のために、様々な機能が付いたソフト」など、たくさんある中から選べますので、どういうものが自分に合うのか、無料版でいろいろ試してみると良いでしょう。

「マイク」について

●「マイク」の選び方

マイクには、「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の、2つのタイプがあります。

それぞれ特徴がありますので、自分に合う方を選びましょう。

初心者の人は、まずはダイナミックマイクを購入して、マイクの扱いに慣れたり、物足りなくなってきたら、コンデンサーマイクの購入を検討してみると良いでしょう。

「環境によって、コンデンサーマイクは、雑音を拾いすぎて全く使えない」という事があっても、ダイナミックマイクが全く使えないという事はあまりないためです。

ダイナミックマイクで雑音を拾ってしまう場合は、コンデンサーマイクだと、もっと雑音を拾ってしまいます。

●「ダイナミックマイク」について

「ダイナミックマイク」は、カラオケ店によくあるタイプのマイクです。

音声をキャッチする感度が低いため、大きめの声でしゃべったり、歌ったりする用途に向いています。

感度が低いため、雑音も拾いにくくなります。

頑丈で、湿度にも強く、電源も不要なため、初心者でも扱いやすいマイクです。

比較的、安く売られています。

●「コンデンサーマイク」について

「コンデンサーマイク」は、ラジオ局や歌の収録スタジオに、よくあるタイプのマイクです。

音声をキャッチする感度がとても高いため、ささやくような小さな声でも、しっかりと収録できます。

感度が高いため、環境によっては、部屋の外から微かに聞こえてくる物音や、室内のエアコンの風の音なども入ってしまう事があります。

繊細で衝撃や湿度に弱く、電源供給が必要なため、扱いが難しいマイクです。

比較的、高い値段で売られています。

「マイクケーブル」について

マイクを購入した時に、「マイクケーブルも同梱されている」なら、それを使えば良いのですが、「ケーブルは別売り」になっているマイクもあります。

ケーブルを選ぶ時は、「購入したマイク」に対応しているケーブルかどうか、ちゃんと調べてから購入するようにしましょう。

「短いよりは長い方が良さそう」と考えてしまうかも知れませんが、ケーブルは長ければ長いほど、音の信号が弱くなったり、電気的な雑音が入りやすくなってしまうので、ちょうど良い長さにしましょう。

「オーディオインターフェイス」について

●「オーディオインターフェース」の必要性

「マイクの付いたケーブル」と「パソコン」を繋げるためには、その間に、「オーディオインターフェース」という、機械が必要になります。

全部繋げると、「マイク」→「マイクケーブル」→「オーディオインターフェース」→「パソコン」
という感じになります。

主に、「マイクケーブルの差し込み口」を「オーディオインターフェース」の前に繋げて、「オーディオインターフェース」の後ろからUSBケーブルが出ているので、それをパソコンに繋げます。

●「オーディオインターフェース」の選び方

〇大きさ
部屋で声の収録をする場合は、小さい方が扱いやすくて便利です。
大きいと置き場所に困る事もあります。

〇マイクの差し込み口
「マイクの差し込み口」は、実際にマイクを差し込む本数で考えましょう。
基本的には、1つか2つあれば十分です。
中には、差し込み口が、4つ以上ついているものもあります。

〇音量・感度のつまみ
声を出しながら、雑音が入りづらい感度や音量に調節します。

置き場所を考えて、操作しやすい位置につまみがあるものを選ぶと良いでしょう。
主に、前面か上部に付いています。

「マイクスタンド」について

●「マイクスタンド」の必要性

「マイクスタンド」は、マイクを立てるための台座です。

机や床の上など、置く場所を考えつつ、ちょうど良い高さと角度にできるマイクスタンドを選びましょう。

マイクを差し込む部分が、「ダイナミックマイク用」と「コンデンサーマイク用」で違いがありますので、持っているマイクに合うものを購入しましょう。

「マイクマウント」について

●「マイクマウント」の必要性

パソコン本体や家の中の振動が、机やマイクスタンドを伝わって、
雑音として入ってしまう事があります。

マイクスタンドにマイクマウントを付けてから、
マイクを置く事で、振動を軽減する事ができます。

「ダイナミックマイク」の場合は、あまり必要ないとは思いますが、「コンデンサーマイク」を使用する場合は、振動も敏感に拾ってしまうため、マイクマウントがあると良いでしょう。

「ポップガード」について

●「ポップガード」の必要性

マイクで収録した時に、「ボフッ」という音が入っていた場合は、口から出た空気がマイクにぶつかって、雑音になってしまっています。

マイクの前に「ポップガード」を設置する事で、口から出た空気を、ポップガードが防いでくれるようになります。

アフレコや歌の収録スタジオにも、マイクの前には、ポップガードが設置してあります。