【小説講座⑯】様々な本を読む・様々な事を学ぶ

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様々な本を読む様々な事を学ぶ

自分が書きたい方向性の小説を読む

自分が書きたい方向性の小説は、たくさん読んでおきましょう。

例えば、「冒険モノのライトノベル」を書きたいとします。
ですが、もしその人が「古典文学」しか読んだ事がなかったとすれば、書き上げた作品は「古典文学の形式で書かれた冒険モノ」になってしまいます。

知らなければ書きようがないので、書きたい方向性についてはよく知っておきましょう。

また、たくさん読む事で、どういう本が出版されているのか、どういう話が人気なのか、
既に出版されている本と考えていたアイデアが同じでないかなどを知っておく事ができます。

様々なジャンルの小説を読む

普段は読まないジャンル、好きではないジャンルの小説も読んでみましょう。

新しいアイデアや考え方が身についたり、書けるジャンルの幅が広がったり、「ありきたり」から脱出するきっかけにもなります。

何度書いても同じような恋愛作品になってしまって悩んだ時に、「恋愛×冒険」や「恋愛×推理」など、ジャンルを掛け合わせる事で新しい要素が入り、同じような作品にならないための特徴になります。

小説以外のものも読む

絵本・漫画・専門誌・情報誌・雑学本・新聞など、小説以外も読んでみましょう。

小説だけでは得られない知識や情報を得る事ができます。

小説以外のものと小説を掛け合わせる事で、他作品とは違うものを書くためのアイデアにもなります。

また、小説の中で絵本を読むシーンが出てきたり、新聞の記事(殺人事件や大きな事故など)の一文が出てくる事もあります。

「絵本なのに絵本らしくない」「新聞なのに新聞らしくない」となってしまうと違和感を与えてしまいます。

様々なテレビ番組(ドラマ・映画・ニュース・情報番組)を見る

テレビには、本では得られない情報が得られたり、気付かなかった部分に、気付かされる事があります。

小説の勉強になるもの

○人と人のやり取り。

○動物の鳴き声や動き。

○車や自転車、機械などの動き。

○何気ない日常の描写。

○笑いが取れる言い回しや動き。

○いろんな人の生活。

○多種多様な国籍・年齢・性別・職業の人が見られる。

○本ではなかなか入ってこない情報が取り上げられる。

テレビにはあるが、本では省略されているもの

本の場合は「書かれていない=ないもの」となってしまい、気付かない事も、実写を見る事で様々な情報を得る事ができます。

○主要人物以外の人が何をやっているのか。
(主人公が買い物をしているシーンの、店員や他のお客の動きなど)

○周囲の音。
(車の音や人の声、物音など)

○売店などのおいしそうな香り。
(グルメレポーターなどは、香りにも気付いてコメントをします)

○建物内にある家具や小物。
(何気ない家具なども、雰囲気を出すのに役立っています)

○誰かがしゃべっている時の、他の人の表情やしぐさ。
(本だと書かれていない事もありますが、聞く人もさまざまなリアクションをしています)

小説を書くために必要な知識は、専門家のようにとことん詳しくなる

科学モノなら科学について、軍隊モノなら軍隊について、しっかりと調べて専門家のように詳しくなっておきましょう。

詳しくなる事でアイデアが生まれ、他の人が簡単に書けない内容にする事ができます。

また、少しかじっただけの知識で書いてしまうと、間違っていたり、おかしく感じる内容になってしまったりします。

その道の専門家から見ておかしくならないレベルは難しいですが、多くの一般の人が見ても違和感を感じないくらいの知識は最低限必要です。

【例】
サブマシンガンを手にして、「狙い撃つ!」というセリフを言わせてしまう。など。
(サブマシンガンは、連射して、弾をバラまきながら撃つ銃です)

実際に見に行ってみる。取材をする。

本や映像では限界があるようなものを、実際に見に行ったり、使ったりしてみる事で、リアリティーが生まれたり、アイデアが生まれます。

つり橋を渡った事がない人が、つり橋を渡るシーンを書いた場合、つり橋から地面までの高さや揺れだけを表現したとします。

実際につり橋を渡った人がつり橋を渡るシーンを書いた場合、高さや揺れの他に、ワイヤーのきしむ音や、足元の板が微妙にへこむ感触、他の人が橋に乗ってきたら、その振動が手や足に伝わってくる事を思い出しながら、表現する事ができます。

アクティビティーも実際にやってみたら違って感じたり、一緒に行った人と感想が違っていたり、たくさんの情報を得る事ができます。

やっておくと良い事

小説を書き写す

小説の書き方を感覚として掴むための練習として、丸々書き写すという方法があります。

1マス開けたり、行や章を分けたり、数字や記号などの書き方など、実際に書いてみる事で実感し、基礎が身につきます。

1冊の本や一人の作家だけでなく、様々な本や作家を書き写してみましょう。

一人の作家の本だけで書き写す練習をしてしまうと、クセがある作家だった場合、その作家のクセがうつってしまう事があるためです。

「人間観察」をしよう

人間観察をする事で、多種多様な人物が書けるアイデアが蓄積されます。

人物のアイデアが少ないと、すでに出した人物と似た姿・似た性格の人物が出てきてしまったり、主人公やメインの人物は書けるが、それ以外の人物が思いつかないという事になってしまいます。

また、2人や、3人以上のグループなどの場合は、2人の関係性やグループの雰囲気、役割などを観察する事ができます。

いじられキャラや、頼られている人、話題を出して中心にいる人、積極的に引っ張っていく人、物静かで聞いているだけの人など、様々な人間関係を見る事ができます。

「コミュニケーション」に慣れよう

小説の中では、必ず人物同士が会話をしています。

会話をするのが苦手、人と接するのが苦手という場合、小説を書いていると、人物にどう会話をさせていいのかわからなかったり、会話がおかしくなってしまったりします。

様々な年齢や性別、同じ趣味でない人とも、交流をしてみましょう。

交流する機会がない、どうしても苦手という場合は、本やテレビなどで人がどう交流しているのかを
しっかりと観察してみましょう。

アイデアが浮かんだらすぐにメモを取ろう

アイデアが浮かんだ場合、その場ですぐにメモを取るクセをつけましょう。

後で書こうとすると、どういうアイデアだったのか忘れてしまったり、変化してしまう事もあります。

一番良くないのは、アイデアを全て頭の中に貯めておき、書く時に思い出せばいいやと思っていると、紙やパソコンを用意したとたん、何も思い浮かばなくなってしまって、書けないという事もあります。

アイデアは日頃から形に残しておき、小説を書く時に見るようにしましょう。

メモ書きを見てその時の感覚を思い出す事で、書き始めるきっかけにもなります。

メモを取るのは、紙でもケータイでもパソコンでもかまいません。
ボイスレコーダーで声で残す人もいます。