【キャラクター講座⑨】構図の描き方(アオリ、フカン、距離など)

※ この講座の完全版は、動画の方になります。(画像も動画の方に多くあります)

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「構図」の描き方

「構図の描き方」を研究しよう

今回は、「構図の描き方」の研究をします。

「構図」を考えて描けるようになると、キャラクターを、上から見たり、下から見たり、接近したり、離れたりと、様々な見せ方ができるようになります。

キャラクターを魅力的に見せるためには、「構図」がとても大切です。

これから「構図」を、楽しく簡単に描く方法を教えたいと思います。

もし、難しく感じる場合は、愛楽の他の講座を見ておくと、簡単でわかりやすくなるので、よかったら見ておいてくださいね。

「構図」について

「構図」とは、「画面をどう構成するのかを考える事」です。

「画面を構成する」と言うと、とても難しく感じるかもしれませんが、写真や動画を撮る時には、適当に撮らずに、良い感じになるようにアップにしたり、角度を考えたり、向こうから撮った方が良いかもと移動するなど、誰もが考えると思います。

絵を描く時は、「画面(紙)を、カメラや見ている人の目(視界)」として意識してみましょう。

「キャラクターイラスト」の基本の構図

「キャラクターがメインになるイラスト」の場合、キャラクターの映し方には名前があります。
イラストを依頼される時に、「バストアップのイラストを描いてください」などと言われます。

「距離」について

キャラクターとの「距離」で、イラストの印象が大きく変わります。

キャラクターの顔や細かい箇所を見せたい場合は、近くから描いて、キャラクターの動きや状況などを見せたい場合は、遠くから描いたりします。

「近距離」と「遠距離」で、特徴がありますので、主なものを解説します。

●「遠距離」の特徴
キャラクターの全身が見れるので、「どこにいるのか一目瞭然」「現在の状況がわかりやすい」「キャラクターの全身の動きがわかりやすい」などの点があげられます。

その反面、キャラクターが小さくなってしまうので、「表情や感情がわかりづらい」「どこに注目して良いのか迷ってしまう」「細かい動きをしても伝わりづらい」などの点があげられます。

●「近距離」の特徴
キャラクターを近くで見れるので、「表情や感情がわかりやすい」「キャラクターが良く見える」「細かい動きがわかる」などの点があげられます。

その反面、画面がキャラクターで埋まるので、「画面に入らない部分は、一切見えない」「背景が見えにくいため、場所がわかりづらい」「周りが見えないため、状況が把握しづらい」などの点があげられます。

「奥行」について

「奥行」の考え方は、背景や建物などの話で良く出てきますが、キャラクターを描く時にも使う事ができます。

バトルモノなどのアニメや漫画では、「キャラクターは小さく、こちらに向けている武器は大きく描く」などの表現が多く見られます。

「奥行」は厳密にやろうとすると、「パース」などを勉強する必要がありますが、「簡単に、楽しく絵を描けるようにする事」が目的なので、今回は難しい話はやりません。

「奥行」を表現する方法は、「近くの物は、大きく描く」「遠くの物は、小さく描く」という方法でできます。

また、近くの物は、細部まで良く見えるので、細かく丁寧に描きます。

遠くの物は、細部が見えないので、単純化して、簡単に描きます。

「長い物や大きい物」の場合も、考え方は同じです。

「長い物や大きい物」を表現する方法は、「近くの部分を、大きく描く」「遠くの部分を、小さく描く」「その後、その2つを繋げる」という方法でできます。

アタリを描く習慣を身に付けておくと、「近くの断面」と「遠くの断面」を描いてから、線で繋ぐだけで良いので、とても理解しやすくなります。

「高低」について

視点の「高低」で、イラストを見た時の印象が大きく変わります。

上の方から見下ろす事を、「フカン(ハイアングル)」と言います。

また、下の方から見上げる事を、「アオリ(ローアングル)」と言います。

「フカン」と「アオリ」で、特徴がありますので、主なものを解説します。

●「フカン(ハイアングル)」の特徴
キャラクターなどを上から見る事になるので、「背の高い人の視点になる」「キャラクターが小さく、弱そうに見える」「地面や下方面の状況がわかりやすい」などの点があげられます。

●「アオリ(ローアングル)」の特徴
キャラクターなどを下から見る事になるので、「背の低い人の視点になる」「キャラクターが大きく、強そうに見える」「空や上方面の状況がわかりやすい」などの点があげられます。

様々な絵や写真を見て研究しよう

「どんな構図にすると、どういう風に感じるのか」を考えながら、たくさんのイラストや写真を見て研究をしてみましょう。

「画面いっぱいに、キャラクターの顔を大きく描くと、キャラクターと顔をすごく近づけているように感じる」「キャラクターが遠くて小さいと、迫力に欠ける」などの感覚を身に付ける事で、「絵を見た人に、狙った通りの気持ちにさせる事」ができるようになります。