「物語の冒頭」と「物語の形式」について - 小説の書き方講座

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小説は、物語の冒頭で読者の興味を引く必要があります。

1冊読むのに2時間~4時間ほどかかる小説は、冒頭を数ページ読んで「読むかどうかを決める事」があるからです。

ここで「おもしろそう」と感じさせられない場合、読者は読むのをやめてしまいます。

物語の冒頭は、よく考えて書きましょう。

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物語のよくある形式

「起承転結」

起承転結にすると、緩やかな日常から始まり、だんだんと盛り上がって最後に一番大盛り上がりをして終わりを迎えます。

長編に良く使われる方法ですが、盛り上がるまでに時間がかかってしまいます。

 

「承転結」

「承転結」にすると、最初が「承」になるため、盛り上がってる場面から始める事ができます。

「起」は「承」の中に含まれ、盛り上がりの邪魔にならない所で役割を果たします。

TVアニメや漫画の1話をイメージしてみてください。
「最初は何気ない日常のシーンで流れますが、1話の真ん中あたりでいきなり事件が起こり、盛り上がってきてこれからだという所で2話へ続きます」

1話で盛り上がるシーンを入れる事でお試しで見た人の心を掴み、盛り上がったまま2話に引っ張る事で、読者に2話も見たいと思わせる事ができます。

 

「転・起承転結」

「転・起承転結」にすると、冒頭から衝撃的なシーンから始められます。

最初の「転」で読者にインパクトを与えた後で、「1年前……」というように時系列の最初から始まります。

 

TVアニメや漫画をイメージしてみてください。
「1話の冒頭でいきなり主人公(少年)が少女の刀で刺されて倒れてしまいます。主人公は少女を見上げながら意味深なセリフを言って気を失います」

その後、オープニングの歌や表紙を挟みます。

「歌や表紙の次のページは、何事もなかったかのように1年前とテロップが出て、日常が始まります」

物語は「最初の転」に向けて進んで行き、「最初の転」を迎えた後、「本当の転」でさらに衝撃的な展開を目にします。

 

「結・起承転結」

「転・起承転結」とほぼ同じですが、主人公が物語を振り返っているように「過去形」でモノローグが入りします。

「この時の僕は、あんな事になるなんて微塵も感じてなかった……」などのように、この先の不穏な展開を予感させるモノローグが入ったりします。

物語の始まりは、全てが終わった静かなシーンから入り、過去を振り返るように「起」に戻ります。

TVアニメや漫画をイメージしてみてください。
「戦争が終わり、立てかけてある写真に向かって穏やかにしゃべっている主人公。セリフは写真のみんながすでに死んでいなくなっている事を予感させます」

「歌や表紙の次のページは、1年前などに戻り、死んだと思われる人たちが登場して物語は進みます」

物語の最初に「結果」を見せる事で、どうしてそうなったのかを見ていく事になります。

 

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